さっき見ました。監督はデビット・フィンチャー。同じクライムサスペンスもので「se7en」も彼は作っています。amazonのコメントでも「se7en」と比較するものが多い。「セブン、ファイトクラブ、のときのようなテンポを期待したらダメです。」など批判的なものもあるので全体の評価はあまり高くない。「se7en」は確かに傑作だった。カイル・クーパーの印象的なオープニングから銀残しによる特徴的な映像、そしてテンポの速さ。「se7en」は90年代のハリウッド映画を代表する作品だろう。しかし、どちらもデビット・フィンチャーの傑作だと思う。
「zodiac」は複数の人間がどのようにゾディアック事件にかかわったかをえがいている。刑事たちや、新聞記者や主人公はどのように事件にかかわったのか。各々に事件にかかわるヒントがちりばめられていて、我々は犯人を推理する。それらのヒントはとてもテンポよく登場してくるので、映画のスピード感はぼくにとって「se7en」なみだった。また、同じ事件を題材にしたドン・シーゲル監督クリント・イーストウッド主演の「ダーティ・ハリー」を主人公達が見ているシーンもあって見事な対比だと思った。「ダーティ・ハリー」はあくまでもアクション映画であって犯人を射殺するなど自由だが、「zodiac」は人間ドラマなのでそこまで自由がない。ハリー・キャラハンが犯人を射殺したというフィクションの事実が「zodiac」においても有効で、何も解決していないようなラストシーンでも僕は納得がいく。
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