2009年12月26日土曜日

MVとPVなんていえばいいんだろうか

 特別クリスマスだからっていうわけじゃないんですが、2週間くらい前に見たとんねるずの食わず嫌いで、パヒュームのかしゆかが、「小籠包」なる食い物を食べてて、おいしそうだな、食べたいなと思って、横浜は中華街へと足を運びました。
 四川料理のお店で食いました。想像以上にうまかった。なんかスープが肉と一緒に包んであって、口の中に入れると、そのスープが口の中でやわらかいにおいを醸し出すんですよ。
 それはどうでもいいんですが、中華街で満足した後、赤レンガの方へ足を伸ばしたんですが、クリスマスだったので恋人が多かった。でも、非常にイルミネーションが点灯していて、海に反射してそれは綺麗な風景だったので僕の目はそちらに釘付けで、幸福な時間を過ごしました。
 そんな折、僕はベンチに座って音楽を聴きながら海を眺めていたんですね、ピチカート・ファイブの「きみみたいにきれいな女の子」でした。ボーッとしながら、光の亀裂を見ていたら僕の音楽に合わせて海を走る遊覧船の汽笛を聞いたのです。ハッとして確認すると、それはもう、全然別の音楽体験をしていたわけです。まさにその時間、ピチカート・ファイブの音楽と横浜の街は完全にシンクロしていました。
 僕はその経験をしながら、宮澤賢治の詩を思い出していました。

わたくしといふ現象は
假定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといっしょに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち、その電燈は失はれ)


 つまり、リアルミュージックビデオ状態になっていたのです。

おすすめしたい。

fiona apple - criminal(Dir:Mark Romanek)/どぎつい色調と明暗のはっきり分かれた映像。マーク・ロマネックらしい。
http://www.youtube.com/watch?v=vjlE08MqeqE


the beatles - free as a bird(Dir:(Dir:Joe Pytka)/感動的すぎるMV。メンバーの幼いころの写真、ストロベリーフィールズの門、エレナ・リグビーの墓がうつるともう感動ですよ。引用によって映像が規定され、構成されている。まさにパロディ。いいパロディ。


ken ishi - EXTRA(Dir:森本晃司)/動きがもう、カッコ良し。日本人はブレードランナー的な都市が好きなのですかね。僕は好きです。森本晃司は、MEMORIESの「彼女の思い出」の監督もしていましたね。


リプチンスキもいいMVとってますよね。
広告批評の200年4月号「ミュージックビデオ20年史」がそれなりに面白いです。