目が痛いので昼間は寝ている。そして午後10時くらいに起きて、映画を見始める。リアルで会話をするのはコンビニの店員くらいで、果たしてそれは会話になっているのだろうか。
店員「いらっしゃいませ」
店員「お弁当温めますか?」
おれ「あ、おねがいします。あとマルボロのボックスください。」
店員「830円になります」
おれ「ありがとうございます」
目が痛いのでずっと映画を見るわけにもいかず、空を見る。明かりがないので目が痛まないのだ。このままずっとこんな生活を送っていられるわけもないな、と考えてほかの選択肢について思いを巡らす。何か行動をするわけでもなく曇った空を見ながら考える。いろいろ言い訳を思いついては消去してくと今度は現実的な問題が頭をかすめてくる。いままではそんなとき学校で誰かと話したりマンガを読んで、現実から遠ざかったりしていたけど夏休みも後半でそんなことをする気力もないし、目も痛い。
おんなじ毎日だから変わったことなんて起こらないんだけど、時々特定の誰かに話したい事が起こって、そいつとその話をしているところを頭の中でシミュレーションして、頭の中のそいつがすげー大爆笑しているからこれは間違いなし、と思うんだけどそんなことしているうちに時間は過ぎて変わったことは変わらないことになって、いざそいつにあってもその話を思い出す事が出来ない。
映画を見ることももはや面白みはない。僕が感じたいのは「映画って素晴らしい。何て素晴らしいのだろう。僕は映画が好きでよかった。俺は俺がだいすきだ。」ってことで、でもそんなことを思える映画に出会えるのは数十本に一本くらいの割合だ。
そしてもう考えるのはオナニーのことだけだ。つまらないAVで自慰をして、手についてしまった精液を洗いながら考える。「俺は俺の精液が能力を持っているとは全く考えられない。俺の精子が子供に成長することはない。他人は自分の精液が成長する機会を持っているけど、おれにはそんな機会はない。」白い液が暗い穴の中に水とともに流れていく。
GTOっていう漫画があるじゃないですか、グレートな先生の話。僕は全巻を最近読破した。
「キャスト・アウェイ」って映画を見て自分がトム・ハンクスみたいに無人島に漂着したらどうなるんだろうって考えると、早く無人島に漂着したくなる。生きのびることができる気がするからだ。あー、目が痛い。
人並みに他人とかかわっていて、別に不満もないからこんな風に考えることができると思うとやっぱり俺は俺が大好きなので誰にも傷つけられずに、他人は俺のためにしか存在してほしくない。だから俺は俺を傷つける人が嫌いだ。だから他人がいることに対して全く現実感はない。その人自身の意志で行動して総理大臣になるのが想像もできない。
目がすごく痛くなってきた。昨日コンタクトしたまま寝たからだ。虹彩毛様体炎、原田病、サルコイドーシス、ベーチェット病のどれかだ。
部屋がどんどん汚くなっていく。目が痛くてまともに見れないからだ。
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