2009年9月5日土曜日

英雄本色

香港には「英雄本色」という映画があって、日本では「男たちの挽歌」と呼ばれている。
監督はジョン・ウーで、制作はツイ・ハークだ。
いったい何回この映画を見返したことだろう。
たとえば人に何日間もあわない時などに、この映画を見ると良い。
たとえばアルバイトの面接に行く前に見ても良い。
緊張で頭が暴発したり、恥ずかしさで夜道を全力で走っている時などにこの映画を思い返すと、目の前にチョウ・ユン・ファやらタイ・ロンやらレスリー・チャンやらがあらわれてスローモーションで銃を乱射しているのが見えてくる。

映画とは一体何なのだ。僕はストローブ・ユイレなんかも好きで「アンナ・マグダーレナ・バッハの年代記」と「労働者たち 農民たち」にはimdbで10を付けるぐらい好きだ。しかしながらやはりそれと同じような感覚でもって「男たちの挽歌」にも10を付ける。
坂本龍一がNHKで爆笑問題と対談してて「桑田圭介の曲はわからない」と言って「音として聞いてしまう」と言っていた。それははたしてわからくないような話で、僕自身もその感覚に陥ったことがある。映画もそれと同じような話ができる。ストーリーを楽しむのか、映像を楽しむのか。
音楽も映画もどちらかを切り離してどちらかだけを選ぶようなことはできない。映像やらストーリー(脚本)やら音やらが関係しあってようやく完成する。

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