2,3日止まっていた電気の送電が今さっき再開されたので夏に見たい映画を箇条書きにしてまとめます。
僕らの七日間戦争(菅原比呂志)
赤い髪の女(神代辰巳)
ロシュフォールの恋人たち(ジャック・ドゥミ)
スタンド・バイ・ミー(ロブ・ライナー)
8月のクリスマス(ホ・ジノ)
ションベンライダー(相米慎二)
イージーライダー(デニス・ホッパー)
ヒポクラテスたち(大森一樹)
断絶(モンテ・ヘルマン)
スカーフェイス(ブライアン・デ・パルマ)
チャイナ・タウン(ロマン・ポランスキー)
悪魔のいけにえ(トビー・フーパー)
女は女である(ジャン・リュック・ゴダール)
スケアクロウ(ジェリー・シャッツバーグ)
THX-1138(ジョージ・ルーカス)
一瞬の夢(ジャ・ジャンクー)
夏になると無意味に外へ出たくなるものだが、それは僕らが「菊次郎の夏」やら「スタンドバイミー」やら「僕らの七日間戦争」を見ているからなのかもしれない。たいてい暑くて汗がどばーっと出てすぐに近場のドトールに緊急避難するのだが。
個人的に少年時代の夏の思い出など皆無で人生を一変させるような事件に出会ったことなどないけれど、たとえば「ションベンライダー」のワクワク感は確かに小学生の僕にもあった。都市郊外の住宅地はむやみに人を郷愁へと駆り立てる。僕が初めて劇場で観た映画は宮崎駿の「耳をすませば」だったが、当時6歳くらいだった僕は「耳をすませば」の風景を見て妙に懐かしさを感じた。最近見た「ヒポクラテスたち」にもその懐かしさを感じた。主人公たちは国家試験を控える医者の卵たちなので、耳すまや「ションベンライダー」とは違い、今現在の僕の年齢と近いのであるが、あの映像の質感・ざらつきがなぜか妙に懐かしいのだ。
夏になると様々な人が旅行に行く。僕はたいてい聞き役なのだが。外国に行ったり、避暑地に行ったり。旅行に行くといろいろな出来事がある。友達は僕にそんな小話をぺらぺらとしゃべり、僕は適当に相槌を打つ。金はないが時間のある私はクーラーのきいた部屋でロードムーヴィーを見る。アメリカを放浪するジーン・ハックマンやらジョン・ウェイン、疾走するウォーレン・オーツと自分を重ねて、いつか俺もルート66を疾走したいものだと空想にふける。
夏休みになると全く人と会う機会がない。アーさびしいな、と思うとTUTAYAで恋愛映画を借りる。「8月のクリスマス」で僕はハン・ソッキュになって彼女にアイスクリームをおごったりするのです。そんなうちに「THX-1138」では、白い部屋で丸坊主の彼女と情事に耽ったりする。「一瞬の夢」で疎外感を感じる。「赤い髪の女」で石橋漣司になって宮下順子と日がな一日情事に耽る。
そんな異常な日々に疲れると今度は飛びぬけて明るいミュージカルが僕を待っているわけです。ロシュフォールの恋人たちで僕はふたご座の姉妹になって踊り歌い、恋する。俺はミシェル・ピコリの方がいいな禿げてるけどと、テレビに向かって発言する。独り言が多くなりますね。
いや、アンナ・カリーナでもいいよ全然。「女は女である」だよ。僕は男だけどこの映画見てる時は純粋に女だよ。アンナ・カリーナだよ。2人の男、どっちを取るの?ワタクシベルモンドはいやよ、唇が厚いから。
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